Google Drive MCP とは、Google Drive のファイルを、AI が MCP の道具として探す・読む・作れるようにする口です。
- Google の公式の Drive MCP サーバーが持つ道具と、繋ぐ前に要る物
- Claude(claude.ai・Claude Desktop)に繋ぐ手順
- 当社が AI の席に Drive の口を 2 つだけ渡し、「消す・動かす」を渡していない理由
公式の Drive MCP サーバーで AI ができる事
Google は Drive の MCP サーバーを https://drivemcp.googleapis.com/mcp/v1 で出しています。通信は Streamable HTTP、認可は OAuth 2.0 です。この機能は Google Workspace Developer Preview Program の一部として出ており、使うにはその参加が要ります(Configure the Drive MCP server・2026-10-24 に見た)。
公式の頁に並ぶ道具は次の 8 つです。読む側と、作る・落とす側に分かれます。
| 道具の名前 | 分かれ | 名前から読める働き |
|---|---|---|
search_files | 読む | ファイルを探す |
list_recent_files | 読む | 近ごろのファイルを並べる |
get_file_metadata | 読む | ファイルの属性を取る |
get_file_permissions | 読む | ファイルの共有の権限を取る |
read_file_content | 読む | ファイルの中身を読む |
download_file_content | 作る・落とす | 中身を落とす |
create_file | 作る・落とす | ファイルを作る |
copy_file | 作る・落とす | ファイルを写す |
出典: https://developers.google.com/workspace/drive/api/guides/configure-mcp-server(2026-10-24 に見た・道具の名前の一覧と「Read data」「Take action」の分かれ。働きの列は道具の名前から読んだもので、細かな返り値は各道具の参照の頁に在る)
公式の一覧に、消す道具と動かす道具は在りません(同じ頁・2026-10-24 に見た)。また、このサーバーは使う人と同じ権限とデータの管理の決まりを受け継ぐ、と書かれています。つまり AI は、繋いだ人が開ける物はすべて触れる前提で考えます。
Claude に Google Drive MCP を繋ぐ手順
公式の頁の手順を、Claude に繋ぐ場合に絞って並べます(Configure the Drive MCP server・2026-10-24 に見た)。
手順 1: Google Cloud の案件で 2 つの API を有効にする
Google Drive API と Google Drive MCP API の 2 つを有効にします。gcloud で撃つときは次のとおりです。
gcloud services enable drive.googleapis.com --project=PROJECT_ID
gcloud services enable drivemcp.googleapis.com --project=PROJECT_ID
手順 2: OAuth の同意の画面を整える
Google Auth Platform で同意の画面を作ります。外部向け(External)を選んだときは試す人を足します。Data Access には次の 2 つのスコープを足します。
https://www.googleapis.com/auth/drive.readonly
https://www.googleapis.com/auth/drive.file
手順 3: OAuth のクライアント ID を作る
種類は Web アプリケーションにし、「Use this client for an AI-powered agent」を有効にします。戻り先の住所(リダイレクト URI)に、Claude の場合は https://claude.ai/api/mcp/auth_callback を足します。
手順 4: Claude にカスタムコネクタとして足す
claude.ai か Claude Desktop の Settings > Connectors で「Add custom connector」を押し、次を入れます。公式の頁では、Claude の Enterprise・Pro・Max・Team の版が要るとされています。
| 入れる欄 | 入れる物 |
|---|---|
| サーバーの名前 | Google Drive |
| リモートの MCP サーバーの住所 | https://drivemcp.googleapis.com/mcp/v1 |
| Advanced settings | 手順 3 で作った OAuth のクライアント ID とシークレット |
出典: https://developers.google.com/workspace/drive/api/guides/configure-mcp-server(2026-10-24 に見た・Claude の節)
手順 5: 認可して、1 つ頼んで確かめる
コネクタを認可したら、公式の例のように「Marketing Plan という名前のファイルを要約して」と頼み、ファイルが見つかって中身が返るかを確かめます(同じ頁・2026-10-24 に見た)。
Claude Code から繋ぐ書き方は、公式の Drive の頁には載っていません。Claude Code に MCP サーバーを足す形そのものは Claude Code の MCP の頁にまとめています。
共有の置き場を AI の席に触らせる時、どの操作を渡さないか
繋ぎ方より先に決めるべきなのは、AI の席にどの操作を渡さないかです。当社がそう決めたきっかけは、MCP ではなく、パソコンと同期しているクラウドの置き場で起きた出来事でした。
当社で起きた事: 同期の置き場で「消す・動かす」を撃った
当社の AI の席が、パソコンと同期しているクラウドの置き場の中で「消す・動かす」のコマンドを撃ちました。同期がその変化をクラウドへ運び、子のフォルダごと消したため、大量のファイルがクラウドのゴミ箱へ行きました(社の実測 2026-09-08)。
席の手元では 1 つのコマンドでも、同期している置き場では、そのコマンドが共有の側へそのまま広がります。消す・動かすは、手元で済む操作ではありませんでした。
決めた形: 席は「写す」と「フォルダを作る」だけ
以後、同期している置き場では、席がしてよいのは「写す(コピー)」と「フォルダを作る」の 2 つだけにしました。消すのは、人が Web の画面からする決まりです(社の実測 2026-09-08・社の規則)。
| 操作 | 同期している置き場での扱い | わけ |
|---|---|---|
| 写す(コピー) | 席がしてよい | 元の物が残る |
| フォルダを作る | 席がしてよい | 在る物を変えない |
| 動かす | 席はしない | 同期が共有の側へ広げる |
| 消す | 人が Web の画面からする | 子のフォルダごと消えた事が在る |
出典: 社の実測 2026-09-08(同期の置き場での出来事と、その後に決めた規則)
実際に動く例: 当社が席に渡している Drive の口は 2 つだけ
当社は Drive の MCP の口として、AI の席に次の 2 つだけを渡しています。消す口・動かす口は持たせていません(社の実測 2026-10-24・道具の説明)。
| 口 | する事 | 席に返す物 | 返さない物・縛り |
|---|---|---|---|
| 探す口 | Drive のファイルを探す | id・名前・種類・大きさ・更新日時 | 中身は返さない。ゴミ箱の物は除く |
| 渡す口 | ファイルの中身を、サーバーが Drive から取り、決めた受け口へそのまま渡す | 状態・送ったバイト数 | 中身のバイト列は返さない。受け口は許した宛先だけ。上限 25MiB |
出典: 社の実測 2026-10-24(当社の Drive の口の道具の説明を読んだ)
中身を会話に載せない
探す口は、ファイルの目録だけを返します。中身が要る時は渡す口を使い、中身は会話を通さずに、サーバーが Drive から取って受け口へ直に送ります。席が受け取るのは「送れたか」と「何バイト送ったか」だけです(社の実測 2026-10-24・道具の説明)。席はファイルを選んで送る指示を出すだけで、中身を読まずに済みます。
行き先を縛る
渡す口の受け口は、許した宛先だけです。席が間違った宛先を言っても、許していない所へは送られません。大きさにも 25MiB の上限を置いています(社の実測 2026-10-24・道具の説明)。
公式の Drive MCP サーバーにも消す道具は在りませんが、作る・写す・中身を読む道具は在ります(Configure the Drive MCP server・2026-10-24 に見た)。どの道具を使わせるかは、繋ぐ側で決めます。当社は、目録を見る・決めた所へ送る、の 2 つで足りる仕事にだけ席を当てています。
他にどんな MCP サーバーが在り、用途でどう選ぶかは MCP サーバーの一覧 に、AI の席に仕事を任せる考え方の全体は AIエージェント の頁にまとめています。
よくある質問
Google Drive MCP は Claude で使えますか?
使えます。Google の公式の頁では、claude.ai か Claude Desktop の Settings > Connectors でカスタムコネクタを足し、住所に https://drivemcp.googleapis.com/mcp/v1 と OAuth のクライアント ID・シークレットを入れる手順が示されています。Claude の Enterprise・Pro・Max・Team の版が要ります(公式の頁・2026-10-24 に見た)。
Google Drive MCP でファイルを消せますか?
公式の Drive MCP サーバーの道具の一覧に、消す道具と動かす道具は在りません。一覧に在るのは、探す・属性や権限を取る・中身を読む・落とす・作る・写すの道具です(公式の頁・2026-10-24 に見た)。
Google Drive MCP を使うのに何が要りますか?
Google Workspace Developer Preview Program への参加、Google Cloud の案件、MCP を使える AI のアプリが要ります。案件で Drive API と Drive MCP API を有効にし、OAuth の同意の画面とクライアント ID を作ります(公式の頁・2026-10-24 に見た)。
AI に共有の Drive を触らせても大丈夫ですか?
渡す操作を先に絞れば、扱えます。当社は、同期している置き場で席が消す・動かすを撃ち、大量のファイルがゴミ箱へ行った事が在り(社の実測 2026-09-08)、以後は Drive の口を「探す」と「決めた受け口へ渡す」の 2 つだけにしています(社の実測 2026-10-24)。
AI に Drive のファイルの中身を読ませずに使えますか?
口の作り方しだいで、できます。当社の渡す口は、中身をサーバーが Drive から取って許した受け口へ直に送り、席には状態と送ったバイト数だけを返します(社の実測 2026-10-24・道具の説明)。
出典
- Google for Developers「Configure the Drive MCP server」 https://developers.google.com/workspace/drive/api/guides/configure-mcp-server(2026-10-24 に見た・サーバーの住所・通信と認可・Developer Preview・道具の一覧・API の有効化・OAuth のスコープとクライアント ID・Claude のカスタムコネクタの手順・権限の受け継ぎ)
- 社の実測 2026-09-08(同期しているクラウドの置き場での出来事と、その後に決めた規則)
- 社の実測 2026-10-24(当社が席に渡している Drive の口 2 つの道具の説明)