定義: マルチエージェントとは、役割の違う複数の AIエージェントに仕事を分け、司令塔の席が順番や受け渡しを決めながら一緒に動かす形のことです。1 体の AIエージェントについては AIエージェントとは で説明しています。
「マルチエージェント」は 月 1,300 回 検索され、上位 10 のうち 大手が 5・個人の投稿が 3 です。この記事は仕組みの説明に加えて、実際に毎日回している形を載せます。
なぜ 1 体に全部やらせないのか
1 体に全部を頼むと、指示書が長くなり、途中で何をしているか分からなくなります。人の会社が部署に分かれるのと同じで、仕事を役割に分けると、それぞれの指示書は短く確かになり、外れた時にどこを直せばいいかも分かります。
司令塔と担当の形
| 役 | 仕事 | ブルーランプでの例 |
|---|---|---|
| 司令塔(オーケストレーター) | 進み具合を見て、次に動かす担当を決めて起こす | @0-0オールマイティー(初伝の台帳) |
| 担当(サブエージェント) | 決まった 1 つの工程だけをやる | @9-1 テストを作る → @9-2 実行する → @9-3 直すか判定する(初伝の台帳) |
| 知識のカード | 動かない。担当が読みに行く決まり | YT編集規格・YTパッケージ規格(初伝の台帳) |
担当どうしは、前の担当が書いた物を次の担当が読む形で受け渡します。人どうしの引き継ぎ書と同じ役目です。
実際に毎日回している席
ブルーランプを作っている会社では、時刻で起きる席(定期便)を 15 本 持ち、そのうち 14 本が稼働中 です。2 分おきに見回る席、朝に資料の写しを作る席、配信を作る席などが、決まった時刻に順に起きます。

上の画面は、席がどの段(受付・人の確認待ち・作業中・相手待ち)にいるかを絵で見せる板です。名前と中身はぼかしています。
同時に動かす時に要る物
席を並べて動かすと、AI の使える量を同時に消費します。そこで、どのアカウントにどれだけ残りがあるかを 1 画面で見る「艦隊表」を使います(皆伝の道具として配布)。

もう一つは、席を独立に起こし、送って、見張って、止める道具です。皆伝で配っている Monster Orchestrator は Claude Code を独立した席として起動・送信・監視・停止します。
始めるなら 3 体から
いきなり大勢を並べず、「作る」「確かめる」「直すかを決める」の 3 体から始めるのが安全です。手順の組の例は エージェントの棚、仕事ごとの組み方は 使いどころ にあります。
よくある質問
Claude Code のマルチエージェントとは何ですか?
Claude Code の中で、親の席が子の席を起こして仕事を分ける形です。Google でも 「Claude Code のマルチエージェントとは何ですか?」 がよく聞かれています。ブルーランプでは、オーケストレーターが親、番号付きのサブエージェントが子になります。
席が増えると人の確認も増えませんか?
増えます。だから人の確認が要る所だけを決めておき、それ以外は席どうしで受け渡します。上の板の「主君の手」の段は、人の確認待ちだけを集めた所です。
マルチエージェントに向かない仕事は?
1 回で終わる短い仕事です。分ける手間の方が大きくなります。毎日くり返す、工程が 3 つ以上ある仕事から分けます。
まとめ
マルチエージェントで大切なのは、席の数ではなく「受け渡しの約束」です。前の席が何を書き、次の席が何を読むか。人の確認が要るのはどこか。この 2 つが決まっていれば、席が増えても迷いません。逆に約束が無いまま席を増やすと、誰が何をしたかが追えなくなります。まずは 3 体で約束を作り、うまく回ってから増やしてください。席の様子を絵や表で見える所に出しておくと、止まっている席にすぐ気づけます。