要件定義 AI とは、作る前に「何を作るか」を決めて紙に書く仕事を、AI の席に任せることです。

知りたい事答え
要件はどの席に書かせるか会話の書き留めではなく、要件を書く専門の席に書かせる。大きな案件は全体の設計図から入る(書かせる手順)
紙にどこまで書くか画面なら、並べ方・大きさ・色・線・ボタンの反応まで書く。「設計図を見て」で済ませない(見た目の決まり)
作る席へ渡す前に何をするか頼んだ人に紙を確かめてもらい、要件を通しの試験の合格の条件につなぐ(渡し方・当社の記録)

出典: 社の実測 2026-10-20(画面の要件の紙の作り直し)・https://bluelamp.ai/agents/product-design(2026-10-24 に見た)・https://bluelamp.ai/agents/e2e-test-spec(2026-10-24 に見た)

ブルーランプでは、仕事を受け持つ AI の持ち場を「席」と呼びます。アプリを作る工程(要件・設計・実装・試験・本番へ出す)を席ごとに分けて任せる全体の形は AI アプリ開発 の頁にあります。この頁は、そのうちの「要件」の段だけを、書かせてから作る席へ渡すまで深く書きます。

要件を AI の席に書かせる手順

手順 1: 案件の大きさで入口を選ぶ

要件を書かせる前に、案件が 1 つの仕組みで済むのか、いくつもの仕組みにまたがるのかを見ます。ブルーランプの棚にある「プロダクト設計」は、経営全体に複数の仕組みを配置する大きな案件のために、上流の設計図を作るエージェントです(エージェントの頁・頁の更新 2026-06-09・2026-10-24 に見た)。

案件の形入口返ってくる物
経営全体に複数の仕組みを配置する大きな案件プロダクト設計(使える人は奥伝から)事業全体の設計図と分け方・段階的に入れる道筋・単位ごとの要件の下書き
1 つの業務の改善プロダクト設計の頁は、大きすぎるとして、もっと軽い入口を勧めている―

出典: https://bluelamp.ai/agents/product-design(頁の更新 2026-06-09・2026-10-24 に見た)

プロダクト設計は、事業全体を見渡して仕組みの単位に分け、分けた単位ごとに、詳しい要件を決める役へ順番に引き継ぎます(エージェントの頁・2026-10-24 に見た)。大きな案件では、いきなり 1 枚の要件の紙を書かせるより、先に単位に分けてから、単位ごとに要件を書かせるほうが、紙 1 枚の受け持ちがはっきりします。

手順 2: 要件は、要件を書く専門の席に書かせる

作る席と話しながら決めた事を書き留めれば、要件の紙らしい物はできます。けれど当社では、その形で作った画面の要件の紙が、作り直しになりました(社の実測 2026-10-20・当社の記録)。会話の書き留めは、話に出た事しか残りません。話に出なかった決まりは、紙のどこにも無いまま作る席へ渡ります。

要件を書く専門の席に書かせると、「この紙に何が書かれていれば作り始められるか」を席の側が持っています。人は、話に出なかった所を席に問われて答える側に回れます。

手順 3: 画面の要件は、見た目の決まりまで紙に書く

当社で抜けたのは、画面の見た目の決まりでした。次の 5 つを「設計図を見て」で済ませ、要件の紙に書いていませんでした(社の実測 2026-10-20)。

見た目の決まり当社で起きた事
並べ方「設計図を見て」で済ませ、紙に書かなかった
大きさ同上
色同上
線同上
ボタンの反応同上

出典: 社の実測 2026-10-20(画面の要件の紙で、見た目の決まりを「設計図を見て」で済ませた記録)

「設計図を見て」と書くと、紙の上では決まったように見えます。けれど、どこをどう読めばよいかは作る席の読み方に任されます。作り直しでは、要件の席に見た目まで書かせた紙を作りました(社の実測 2026-10-20)。紙に書かれた事なら、頼んだ人も作る席も同じ物を読めます。

手順 4: 頼んだ人に紙を確かめてもらってから、作る席へ渡す

要件の紙ができたら、作る席へ渡す前に、頼んだ人に確かめてもらいます。当社の作り直しでも、見た目まで書いた紙を頼んだ人が確かめた後に、作り直しを再開しました(社の実測 2026-10-20)。紙を確かめてもらう 1 手を挟むと、「何を作るか」が決まったかどうかを、作り始める前に頼んだ人と揃えられます。

手順 5: 要件を、通しの試験の合格の条件につなぐ

要件の紙は、作り終えた物が合っているかを測る物差しにもなります。ブルーランプの棚にある「E2Eテスト設計」は、画面の実装が決まった直後に、後の工程すべてが満たすべき「正解の定義」として、通しの試験の仕様書を作るエージェントです(エージェントの頁・頁の更新 2026-09-23・2026-10-24 に見た)。

決まり中身
作る時画面の実装が決まった直後
作る物通しの試験の仕様書(後の工程すべてが満たすべき「正解の定義」)
試験の項目の数1 頁につき 5〜10 に絞る。超えたら設計を見直す
返ってくる物頁ごとの試験の仕様書・合格の条件の一覧

出典: https://bluelamp.ai/agents/e2e-test-spec(頁の更新 2026-09-23・2026-10-24 に見た)

要件の紙に書かれた事が、そのまま試験の合格の条件の元になります。逆に言えば、紙に書かれていない見た目の決まりは、試験の合格の条件にもなりません。1 頁の試験の項目が 5〜10 に収まらないときは、要件か設計の側で 1 頁に詰め込みすぎていないかを見直す合図になります(エージェントの頁・2026-10-24 に見た)。

当社の記録: 画面の要件の紙を作り直した

当社で、画面の要件の紙を、要件を書く専門の席を使わずに、会話の書き留めで作ったことがあります。見た目の決まり(並べ方・大きさ・色・線・ボタンの反応)は「設計図を見て」で済ませていました(社の実測 2026-10-20)。

順起きた事・した事
1会話の書き留めで画面の要件の紙を作り、見た目の決まりを「設計図を見て」で済ませた
2頼んだ人から「要件がしっかり決まっているか疑わしい」と指摘された
3作り手の席を止めた
4要件の席で、見た目まで書いた紙を作り直した
5頼んだ人が紙を確かめた後に、作り直しを再開した

出典: 社の実測 2026-10-20(画面の要件の紙の作り直し)

止めたのは、作り手の席だった

指摘を受けて最初にしたのは、作り手の席を止めることでした(社の実測 2026-10-20)。AI の席は、渡された紙に向かってまっすぐ作り進めます。要件が疑わしいまま走らせ続けると、疑わしい紙の上に作った物が積み上がります。紙を直す間は、作る側を止めておくのが先です。

直したのは、紙を書く席だった

作り直しでは、作り手の席に見た目を補わせるのではなく、要件の席に紙を書き直させました(社の実測 2026-10-20)。要件を決める所と、作る所を分けたままにしておくと、次に同じ画面を直すときも、どの紙を読めばよいかが 1 つに決まります。

席に仕事を任せる考え方の全体は AIエージェント の頁に、要件の後の設計・実装・試験・本番へ出す工程で当社が詰まった所は AI アプリ開発 の頁にまとめています。

よくある質問

要件定義は AI に任せられますか?

任せられます。ただし、作る席との会話の書き留めで済ませず、要件を書く専門の席に書かせます。当社では、会話の書き留めで作った画面の要件の紙が、頼んだ人から「要件がしっかり決まっているか疑わしい」と指摘され、要件の席で作り直しました(社の実測 2026-10-20)。

要件定義の AI エージェントには何を渡せばよいですか?

案件の大きさで入口が変わります。経営全体に複数の仕組みを配置する大きな案件なら、ブルーランプの「プロダクト設計」が事業全体の設計図と分け方・段階的に入れる道筋・単位ごとの要件の下書きを返します。1 つの業務の改善なら、プロダクト設計の頁はもっと軽い入口を勧めています(エージェントの頁・2026-10-24 に見た)。

画面の要件で抜けやすい所はどこですか?

見た目の決まりです。当社では、並べ方・大きさ・色・線・ボタンの反応を「設計図を見て」で済ませ、要件の紙に書いていませんでした(社の実測 2026-10-20)。作り直しでは、要件の席に見た目まで書かせました。

AI 駆動開発で、要件定義と試験はどうつながりますか?

要件が試験の合格の条件になります。ブルーランプの「E2Eテスト設計」は、画面の実装が決まった直後に、後の工程すべてが満たすべき「正解の定義」として通しの試験の仕様書を作り、1 頁の試験の項目を 5〜10 に絞ります(エージェントの頁・2026-10-24 に見た)。

作っている途中で要件が疑わしいと分かったら、どうしますか?

作り手の席を止めてから、要件の席で紙を作り直します。当社では、作り直した紙を頼んだ人が確かめた後に、作り直しを再開しました(社の実測 2026-10-20)。

出典

  • ブルーランプ エージェントの頁「プロダクト設計」 https://bluelamp.ai/agents/product-design(頁の更新 2026-06-09・2026-10-24 に見た・受け持つ案件・単位ごとの引き継ぎ・返ってくる物・軽い入口の案内・使える人)
  • ブルーランプ エージェントの頁「E2Eテスト設計」 https://bluelamp.ai/agents/e2e-test-spec(頁の更新 2026-09-23・2026-10-24 に見た・作る時・正解の定義・試験の項目の数・返ってくる物)
  • 社の実測 2026-10-20(画面の要件の紙を会話の書き留めで作り、見た目の決まりを「設計図を見て」で済ませた記録・作り手の席を止め、要件の席で作り直し、頼んだ人の確認の後に再開した記録)